【現代人は要注意!】 知らず知らずのうちに罹っているスマホ症候群の症状とは
遅ればせながら今年格安スマホでスマホデビューした私ですが、
スマホという小さな物体に集中してしまって、首、ヒジ、肩など体中が固まっている自分に気づくことがあります。
これ、体にいいわけないでしょ!
テレビ番組でもスマホ症候群について扱っている番組がありました。電車に乗っても、前の席一列全員がスマホに夢中…という場面は普通になってしまっている現代。
今や、私達の生活に欠かせない存在となっているスマートフォンですが、スマホに支配されているととりかえしのつかないことになりそうで、スマホ症候群について調べてみました。
スマホ症候群とは
スマホ症候群とは、スマートフォンを長時間利用することで引き起こされる肩こりや、首の痛みなどの諸症状のことを指します。
そもそも、なぜスマートフォンを使用すると、このような症状が現れるようになるのでしょうか?
その答えは、PCとスマホを比較した時に明らかになります。
PCと比べると画面が小さいスマートフォンを使用する際には、画面の情報に集中し、うつむき加減になりがちですよね。このうつむき状態が引き起こすさまざまな状態をまとめて「スマホ症候群」と呼んでいます。
スマホ症候群の症状
ストレートネック
スマホをPCと比較したときに、その最大の違いは、画面の違いでしょう。
スマホの画面はパソコンの画面と比べると、小さいため、画面の情報に集中するあまり、首に負担がかかってしまいます。通常、首の骨は重い頭を支えるために、自然にカーブして頭の重心を保っています。
しかし、スマホの画面に集中し、うつむき状態が持続してしまうと、首のカーブがなくなってしまい、その結果として頭を首の筋肉だけで支える状態になってしまいます。これが「ストレートネック」と呼ばれる症状です。
スマホ肘
肘が曲がってしまった状態で神経障害を起こしてしまうことを指します。手首の角度に着目してください。常に手首を反らしていると、手首から小指にかけて、負担がかかってしまい、結果として関節障害や機能障害につながってしまいます。
筋・筋膜の癒着
筋肉を覆っている筋膜と筋膜の間に、緊張がおきて、筋や、筋膜が動かなくなってしまうことを指しています。
この筋肉癒着の最も恐ろしいところは、短時間で症状が発生してしまうことです。スマホを使用する時間に比例して症状が出やすくなるので注意しましょう。
精神的障害
さらに、スマホ症候群は体のみならず、精神面でも大きな影響を及ぼすことがわかっています。
先述したストレートネックにより、首に大きな負荷がかかりっぱなしになってしまうと、脳への血流も悪くなってしまい、脳に新鮮な酸素や、栄養が行き届かなくなっていくのです。
それにより、状態が悪化してしまえば、抑うつやパニック障害にもつながってしまうのです。
さらに、スマホの画面をうつむき状態で使用し続けていると、美容的にも影響をおこし、顔のたるみ、二重アゴにもつながってしまいます。
効果的な予防法
これらのスマホ症候群に有効な予防法はないのでしょうか?
今の社会情勢からいって、スマホを使用しないというのは現実的ではありません。そこで、「スマホ症候群になりにくい」使用方法を5つご紹介します。
- スマホを目の高さに近づける(目に近づけるではありません。)
- 手首をなるべく曲げないようにしておく
- 頭が下がらないようにしておく
- スマホ症候群の原因は、「うつむき」にあるので、うつむき加減にならないようにする
- スマホを持つ反対側の手を脇の下に入れる(こうすることで、ひじが上がり、目線も自然と上を向くようになります。)
スマホとうまくつきあいましょう
現代人の生活に欠かせないスマートフォンですが、スマホの小さい画面に集中しすぎると、肘や肩などの体にはもちろん、うつやパニック障害などの精神的ダメージにもつながっていくことがご理解いただけたと思います。
スマホ症候群を効果的に予防するためには、スマホの使用方法に、少しの工夫をすることも効果的といえるでしょう。
例えば、歩きスマホを控える、家では、PCを利用するというように、いつでも、どこでもスマホの画面を見ているという状況を改善してみるようにしましょう。
確かに、スマホは便利です。
しかし、何よりも大切な自分の体を守るために、節度を持って自分の体に負担のない利用を心がけるようにしましょう。