【追悼】川島なお美の胆管がん。最後まで女優であり続けたなお美さんの治療法は…
ぽっくり逝くとはよく言いますが、実際に老衰で安らかに死ぬ人は少ないようです。
特に日本人……、日本人だけでなくても、死因のNo.1に輝くのは【がん】
あまり輝かしい栄光とはいえませんが、日本人の2人に1人はガンに罹り、さらに、3人に1人はがんによって亡くなります。
それだけ癌という病気は脅威であり、早期発見したいものです。
さて、今回はそんなガンについて迫ります。
悲しいことに、芸能人の方が癌を公表され、その後亡くなるというニュースを見聞きします。
今回はワイン好きな女優で有名な『川島なお美』さんの胆管がんについて徹底検証します!
そもそも胆管がんってどんながんなの?
胆管は肝臓から十二指腸までの胆汁の通り道のことをいいます。
胆のうは管で胆管に繋がり、胆汁を一時的に溜めることが可能。
この部位ががんに侵されることを胆管がんと言います。
症状は黄疸が発症します。これはがんによって胆管が狭められ、胆汁が流れにくくなるためです。
また便の色が白っぽく変化し、尿は茶色に変色して排出されます。
人によっては、皮膚の痒みが出る場合もあるそうです。
肝臓の病気なので、体重の減少、食欲不振、発熱、全体の倦怠感が起こり、進行していきます。
統計的にはすべてがんの罹患者数の3%が胆管がんです。
川島なお美さんの胆管がん、その発症は?
54歳の若さで死去されたテレビや舞台で活躍された川島さん。
その衝撃は私たちの間を電流のように駆け抜けました。
やはり、がんは早期発見により治療をしなければならないのでしょうか??
タレントの川島さんの場合、早期発見したのにも関わらず、発症後2年というスピードで亡くなりました。
2013年の8月には『余命1年』と宣告された模様です。
肝臓の病はギリギリまで自覚症状がないのが特徴で、早期発見したのに手術まで半年がかかり、
その間に、がんが進行してしまい、取り返しのつかない状況になったそう。
本当に、治療の開始のスピードが悔やまれる一件と言えるでしょう。
夫の鎧塚俊彦さんも嘆いていました。
どんな治療をしていたの?
まずは手術。手術によって、がんを切除しました。
通常であれば、手術後に抗がん剤や放射線の治療を受けますが、川島さんの場合、
そのような治療は受けずに、「民間療法」を取り入れていたよう。
- 免疫力増進療法
- 電磁波療法
- 食事療法
川島さんが侵された胆管がんは、胆管がんの中でも治療が難しい、肝内胆管がん。
胆管がんは、もともと5年生存率が30~50%と難治性のがんと言えるのです。
川島さんの病気との向き合い方
女優である川島さんは、最後まで女優であるという遺志を持ち続け、治療に専念していたとされます。激しく体力を低下させ、抜け毛や痩身の影響のある癌特有の治療法を選びませんでした。
また、ワイン好きであり、数々のワインに関する知識を持っている女優さんだけに、知らず知らずのうちに肝臓へのダメージも大きかったのかも知れません。
たとえ、がんであろうと、なかろうと、人間が生きていくためには1日に1,400Kcalが必要になります。果たしてそこまでの食欲があったのかどうか?疑問です。
実際、手術後の川島さんの体力は衰え、更に激やせするほど、食欲も落ちていました。
手術後の衰弱、または民間療法を選択したことで、川島さんの体力は徐々に削られ、早期発見も虚しく、2年というスピードで亡くなってしまうことになったのです。
最後にマスコミの前に夫と姿を現した時の激痩せぶりにはびっくりしましたが、それと同時にやせ細った二の腕を隠そうともしないドレスを着ていたことには、さらに驚きました。
自分は女優であること、自分のありのままの体を隠そうとしない意思は、みごととしか言いようがありません。
予防法はあるの?
がんは全身のあらゆる場所に発生します。
そのため、定期的な検診が必要になります。何度もいいますが、がんは早期発見が重要。
働き盛りで忙しいと、検診を疎かにしていると、発見が遅れ、治療が難しくなることもあります。
また、川島さんの場合と同じで、初期症状や早期発見しても、治療のスピードや、選択肢を間違えると、がんの進行を止めることができず、かなり早期に亡くなってしまうことがあるので注意が必要!!
がんの因子になる活動、暴飲暴食、喫煙、運動不足、などを解消させ、定期的な検診を行いましょう。
今回は女優、川島なお美さんの胆管がんについて。
そして、病気の予防策や、向き合い方や可能性を検証しました。
がんは恐ろしい病気ですが、今や早期発見早期治療により、治る病と言われるようになりました。
しっかりと検診を行い、元気に健康維持に努めましょう!!